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徒然なるままに

小泉首相の最後っ屁…。

あ~、やっぱり靖国参拝してしまいましたね、小泉首相…。
なんだかとっても情けない気分になってしまいます。

この靖国問題に関してはもう何十年もやっていますよね。そして、この時期になると毎年同様の番組が行われています。あ~じゃない、こ~じゃないって議論?言い合い?をして、結論は常にでない。

この結論を出ない状態を何十年もやってきている日本って何なんだろう?国家レベルが非常に低い気がしてしまいます。大小は別にしても何十年も議論する内容ではないはずです。

日本の感情論があるのはわかる気がします。その中でA級戦犯になった人達に対しての気持ちがあるのもね。彼らだって日本の為に行った行為だったのかもしれません。

ですが、歴史は勝った国によって作られていくのです。いくら東京裁判は不平等だった、とか、無理矢理に講和条約を結ばされたとか、こういった意見ってたくさんあるのも分かりますが、やっぱり日本は敗戦国であり、力によって屈服をしたのです。

その後に日本国が独立国として認めてもらえたのは、上記した事を認めたからこそ独立ができたのです。もし認めない状態が続いていれば、日本は未だに植民地だったかもしれません。未だに経済大国とは言われていないかもしれません。

A級戦犯とされた人々が戦争責任を認めて、そして世界の舞台で裁かれたことにより、日本は世界の一員となるチャンスを貰えたのです。それらの行為を英雄的行為としたい一部の日本人の感情論があるのはわかります。

ところが彼らを英雄と奉る事によって、歴史によって裁かれた日本はまた逆戻りです。別の角度から見れば、A級戦犯の方々は軍国主義の主導者であり、軍人のみならず民間人を含め何百万人もの人々を死に追いやった人物達なのです。それを英霊とされている国家の為、または家族のために散っていった人々が眠る靖国に、A級戦犯の人々が合祀される事は、それらの人を再度辱め、侮辱する出来事だと思います。

それだけに中国や韓国が小泉首相の靖国参拝に対して怒りを露わにするのも理解できます。彼らはあの第二次世界大戦に於いては日本軍攻撃の最大の被害者であるのですから。そしてA級戦犯が合祀されている靖国神社に、一国の首相が参拝するという行為は、相手国からしてみれば最大の侮辱であり国辱を受けている様なものであると考えます。

小泉首相は個人的に参拝をしたとされるが、記帳には「内閣総理大臣」記載。凄い矛盾していると思います。彼は公人ではなく、私人として行くとずっと言っていました。更に本当に英霊を奉りたいのなら、何故に紋付き袴で神道形式でちゃんと参らないのか?こういった行為は英霊に対して非常に侮辱する行為と私は感じてしまう。英霊を祀りたいなら日本武道館の式典に参加すれば良いじゃないですか。全ての戦争犠牲者に対しての式典じゃないですか。私人として行ったなんて言い訳は通用するとは思いません。どんなに小泉首相が私人と言っても、彼は日本国の首相なのです。現職の日本を代表する元首の内閣総理大臣なのです。そういった人間がいくら私人と申しても通用する訳がありません。

今回の中国側の対応は大人でした。小泉首相のみが悪いとした内容の談話を発表していました。そしてその中では次の首相が参拝しない事を強く希望するとも釘をさしていました。

そしてこんな事があった後の総裁選はどうなるのでしょうか?現状は阿部官房長官でほぼ決定みたいですが、彼も靖国信者ですからね。最後に麻生外務大臣のどんでん返しはあるのでしょうか!?そういった点での問題はどうなっていくのかは気になるところです。

日本では政治と経済が非常に離れた立場にあると思う。首相が参拝する事によって、経済活動においては非常にマイナスだったでしょう。彼1人が自分の満足感を得るために、国益が損なわれるのは非常に残念です。

何時から日本人は人の気持ちを考えられない国民性になったのでしょうか?日本人は厳かで思いやりのあるイメージが海外で少なからずあります。こういった良いイメージは残したいですね。決して全ての人に対して良いイメージを持ってもらうのは無理な話です。ですが、少しでも人の感情を傷つけない努力は必要なのではないでしょうか。

小泉首相の最後っ屁…。この先、日本とアジア諸外国との関係が非常に暗い影を落とさなければ良いのですが…。というか、落とすのなら何処まで落とすのか心配でなりません。

by Sparky_ellensburg | 2006-08-15 21:28 | 時事関連
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