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徒然なるままに

ニッポン放送株の行方

今夜のニュースにこんな記事があった。

フジサンケイグループの創業者、鹿内家が大和証券SMBCが保有する証券をフジサンケイグループに売却するのは違法だとして、株式の返還を求めているとのこと。事の経緯は、鹿内氏らは、昨年五月に所有権や配当などの利益を譲る信託受益権という手法で大和にニッポン放送株を売却。その株を大和はフジがTOBの実地を公表する前の一月初めに受益権を株式に転換。その後にフジが大和を代理人とするTOBを公表。この動きについて、TOBを公表を検討している事実がありながら大和からの何の説明が無かった事に対して法令違反と指摘し、大和に株式の返還を求め、更には法的措置も検討中とのこと。これにに対して大和は法令違反は無いと主張、更にフジも予定通りに大和からTOB買い付けを行うとコメントしている。

また面白くなっているライブドア VS フジサンケイグループ。しかし、この時期にまさか鹿内氏が登場するとは思ってもみなかった。いや、このタイミングだから最高に面白いのかもしれない。さてこの鹿内氏をしらない人はいないだろう。創業者の一族でありながら“マスコミ人としてはふさわしくない。企業の私物化は許されない。”とした理由からクーデターを起こされ、まず産経新聞社会長職を解任され、さらにはグループ議長、フジテレビ会長、ニッポン放送会長を辞任させられた。実はこのクーデターの影には日枝会長(当時フジテレビ社長)があったとのこと。

前から此処で私は云っているが、今回の問題でどっちが勝とうと私の知った事ではない。ただ面白いと思うのは仕方がない事。ホリエモンが云う新しいメディアが誕生するのかもしれないし、しないのかもしれない。少なくとも、現在の下品で低俗な番組が横行するテレビよりはマシかもしれない、と思ってもしまう。確かに面白くて笑いが起きるのは良いと思う。しかし、最近は余りにも酷い番組が多すぎる。ゴールデンタイムに平気で下ネタを放映したり、やたらに字幕(←しかも不必要や面白くない事に)があったりで、低俗極まりないものが多すぎる。最近はかなりテレビから離れてしまっている。見てもスポーツなのだが、それでもかなり音声を下げる。アナウンサーに下品な人が増えて、更にあまりにもかむアナウンサーが多すぎる。更には、芸能人と勘違いしているアナウンサー最低だ

話がずれてしまったが、色々な理由があったとはいえ、クーデターを起こし成功させた日枝会長。そして今のフジサンケイグループを作った功労者とも云えるのかもしれない。しかし時代は繰り返すとはこの事なのだろう。自分達が行った方法とは違うが、ライブドアに攻め込まれ四苦八苦している。更に創業者鹿内家からの援護射撃が加わった形。果たしてフジはこの問題を乗り切れるのだろうか。

by Sparky_ellensburg | 2005-03-06 21:39 | 時事関連
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