徒然なるままに

初体験

4日に両親が旅行先から帰宅した。
そしてその旅行中にあった事を母親から聞きました。

両親が先月の26日から従姉夫婦とのお出かけでした。
毎度ながらですが、相当に楽しいお酒を飲んでいるみたいだ。
今回もまたその分だけお酒も進んだみたいなのだが、
実は父親は軽い喘息を持っている。

母にもちょっと飲み過ぎだから控える様に促されたのだが、
やっぱり此処は旅先、お酒も料理も美味しかったのでしょう。
すっかり出来上がってしまった。

ところがそんな中で喘息の発作が起きてしまった。
息苦しくなり急いで薬を取りに行ったが間に合わず…、
顔を真っ赤にしながら転倒してしまう。
慌てて駆け寄ると父親が呼吸をしていない…。

皆して焦ったそうです。
呼吸管理をしようとするが、プロでもないし、
大昔に習った教習所の知識レベルでの救命救急法。
そんな物を覚えている筈もない。

叔父に救急車に連絡をする様に伝えるが、
酔っぱらいで焦っている人が電話など出来る筈もない。


皆が慌てふためいている中、母はテレビの時代劇を思い出す。
気絶している人間に後ろから「フンッ!!」ってする方法。

父を起こして背中を思いっきり叩く。
まだ気付かない…。何度も何度も叩く。
その時、


「ブハッ!!」


と息を吐き出す。
目をぱちくりさせながら、一体何が起きたのか辺りを見渡す。
どうやら父本人は周りの心配を余所に気を失っていたらしい。

その後、父は実の姉から懇々と説教を喰らったらしい。
珍しく相当に反省をした模様。

翌日、肩が痛いというから病院に行くように進めるが、
相変わらず面倒くさがり屋の父である。
ただの打ち身で痛いだけだから問題ないとほざいたそうだ。

ところが数日たって旅行から帰宅するも一向に痛みが引かない。
そして母から私にちょっと痛めた部分を見てやってくれとの事。
その時点では私も状況を解らなかったので、
父親にどういった状況、形で転んだのか尋ねるのだが、

父はどうも状況を答えようとしない…。

そりゃそうでしょう、上記の理由で怪我をしたのだから。
息子には恥ずかしくて怪我の理由は言えなかったみたいだ。

この時点で私も、「あ、酒で何かやらかしたな…。」って察知。
実は数年前にも酔っぱらった父が転倒して庭石に激突した事があった。
この時は肋骨に数カ所のヒビがあったそうだ。
年なので、それなりに骨折線らしきものが写っていたそうだ。
医者には

「何でもっと早く来院しなかったんだ!!」

って相当に怒られたらしい。この時は2週間も黙り通したのだ。
だが今回は違った。
バツが悪いのか、「お母さんに聞いてくれ。」って。
誰から聞いても一緒なので、状況を母に尋ねる。

話を聞いた限りでは、まあ腱板損傷か打ち身程度に考えていた。
ところが上着を脱がして、患部をよく観察すると、
妙に肩の上部が腫れ上がっているではないか。
受傷してから既に4日も経過しているのに…。
肩の自動運動をさせると、外転・屈曲60度ほどで痛みを訴える。
血腫等は殆どないが、腫れが酷い。
しかし弾発固定といった固有症状は見られない。
それでも状況を考えるとありえるのはこれしかないだろう。

遂に柔道整復師として、本来の業務を行うことができました。
そうなんです、これこそが本来の業務です。


脱臼の整復をやりました!!


って言っても肩鎖関節脱臼なんですけどね(笑)。
しかし不思議なもので、整復した場所が職場じゃない(空笑)。
肩鎖関節でも整復されると小さいけどクリック音がするのですね。

整復後はパッドを患部に当て、テーピングで押さえつける。
そして肩関節を肩麦穂による綿包帯で固定。
三角巾が無かったので、手ぬぐいを二本使用して吊る。

翌日に整形外科に連れて行きレントゲン撮影。
医者が言うには、

「肩鎖関節脱臼(2度)ですね。現在、激しい痛みはありますか?ない?じゃあ、薬はいらないですね。あ、湿布薬はあります?ある?あ、この固定はどなたがなさったのですか?あ、あなた?息子さん?息子さんはこういった業界の人?あ、柔道整復師なんだ!ふ~ん。じゃあ、そのまま息子さんに固定をしてもらって下さい。しっかりと固定されていたので、任せても問題ないでしょう。痛みが強く出るようなら、また入らして下さいね。その時は薬をお渡しいたしますので。はい、今日はもういいですよ。」

ってな感じで終了…。いやいや、ちゃんと固定をして連れていって良かったです(汗)。まあ、難しいものではないですから、向こうも私ぐらいで十分って思ったのかもしれませんね(笑)。

まあ、何にせよ父が酷いことになっていなくて良かったです。そして自分も簡単な脱臼とはいえ、整復が出来たのは良かった。こうやって少しずつ骨が接げる、整復できる柔道整復師に成り上がっていきたいものですね。
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by Sparky_ellensburg | 2006-06-06 20:57 | 医療
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