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徒然なるままに

骨折総論

ふぅ、国試まであと半年ぐらいです。それまでは勉強モードに切り替えて頑張らないと。まあ、色々とやることは山積みなのですが、仕事を辞めた分だけ時間が取れるのは楽なのかもしれません。来年までは引きこもりみたいな生活になるだろうなぁ。

そんな柔整関係者に問題です。まあ、基礎中の基礎!!って問題ですがお試し下さい。出来ない様なら、今ならまだ間に合います。お互いに頑張りましょう!!

第2回国試
問題141.正しい組み合わせはどれか
1.複数骨折・・1本の骨が2カ所で骨折したもの
2.重複骨折・・2本以上の骨が同時に骨折したもの
3.複合骨折・・近接部位に脱臼を伴って骨折したもの
4.複雑骨折・・皮下骨折であって骨折部が粉砕したもの

*1 P26
重複骨折・・一本の骨が3カ所以上で骨折したもの
複合骨折・・様々な方向に走る骨折線を一つにまとめて考える。T、V、Y字状骨折、
骨片骨折、粉砕骨折などが該当する
複雑骨折・・開放性骨折。創部と古拙部との交通のあるもの

第3回国試
問題141.誤っている組み合わせはどれか
1.亀裂骨折----肩甲骨
2.若木骨折----鎖骨
3.陥没骨折----頭蓋骨
4.骨膜下骨折---距骨

*4 P24
骨膜下骨折・・骨質は完全に離断しているが、骨膜は離断していないもの
代表例として幼小児の脛骨骨幹部骨折

第7回国試
問題177.開放性骨折が起こりやすいのはどれか
1.大腿骨頸部骨折
2.脛骨骨幹部骨折
3.腓骨骨幹部骨折
4.踵骨体部骨折

*2 P26
開放性骨折・・創部と骨折部との交通があるもの。軟部組織に損傷を受けてそれが骨折部と交通し、はなはだしいものは骨片が皮膚外に露出するもの。細菌感染の危険があるため専門医に託す。骨折部付近における骨折と無関係な軟部組織の損傷を伴う骨折は、単純骨折の範囲ではあるが、感染の危険もあるので取り扱いは複雑骨折に近いものと考えて身長に対処する。

Gustiloの開放骨折の分類

typeⅠ:
開放創が1cm以下で清浄な開放骨折。横骨折、斜骨折など単純な型の骨折が多い

typeⅡ:
開放創が1cm以上ではあるが、広範な軟部組織損傷や弁状創を伴わない開放骨折。横骨折、斜骨折、粉砕はあっても軽度な単純な型の骨折が多い

typeⅢ-A:
開放創の大きさに関係なく、強度な外力による広範な軟部組織の剥離や弁状創を伴うが、軟部組織で骨折部を被覆可能な開放骨折

typeⅢ-B:
骨膜の剥離を伴う広範な軟部組織損傷と、著しい汚染を伴う開放骨折

typeⅢ-C:
開放創の大きさに関わらず、修復を要する動脈損傷を伴う開放骨折


先ずは簡単な範囲からの出題です。こんなのを暫くは載せる様になっていくのかな…。まあ、間違いなく今週の日曜日は選挙に関する話題になりそうだが(笑)。さて、ぼちぼち寝ましょ。

by Sparky_ellensburg | 2005-09-07 02:05 | 医療
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