徒然なるままに

乳癌

近年、日本における生活様式が欧米化に伴い、今まで少なかった日本における乳癌の発生率は急激な増加傾向にあるそうだ。ちょっと古いデータ(1997)になるが、日本人女性の生涯乳癌羅患率は3.3%。つまり30人に1人の発生率となっている。

乳癌とは、乳腺組織の末梢乳管や腺房上皮から発生する癌腫で、好発年齢は40歳代、及びそれ以降で、乳癌の危険因子として挙げられるのは、

① 乳癌の既往・家族歴
② 未婚
③ 高齢初産
④ 早期初潮(小学校低学年)と晩期閉経(60歳以上)
⑤ 肥満
⑥ 放射線被曝
⑦ 高脂肪食
⑧ 良性乳腺疾患の既往
⑨ 喫煙


などである。性別では女性はもちろんなのだが、男性乳癌もあり発症率は約1%である。

症状としては、

① 無痛性の腫瘤(40歳以降は注意)
② 触診で表面不整(でこぼこ感)、硬い、境界不明瞭
③ 腫瘍直上の皮膚が陥凹(クーパー靱帯に浸潤)
④ 皮膚が橙色(オレンジ色)(皮下リンパ管に浸潤)
   又は豚皮様(ピンク色)に変色
⑤ 異常乳頭分泌物


が挙げられる。検査の方法としては、以前は視診と触診が行われる事が中心となっていた。その特徴があるので、例として右乳房を挙げて考えよう。医者は、乳房を5つのパートに分けてみるそうだ。乳輪を中心として此処を「E」とする。そして、Eの右上(体の中心より)を「A」とし、その下(Eの右下)を「B」とする。逆に向かって左上(腕側)を「C」、その下(左下)を「D」とする。これらの区域分けの中で癌の発生率が一番高いのが「C」となる。そして「E」の部位、乳輪又は乳頭部で発生したものをPaget病(発症率1%)と呼ぶ。発生率が一番低く、予後が最も良好だそうだ。

最近では、画像診断が中心でその検査法を挙げると、マンモグラフィ、超音波(エコー)、MRI(磁気共鳴イメージング)などが挙げられる。これらの検査が導入された結果、乳癌の早期発見につながり、さらには癌の拡がり診断にも有用となり、術式選択の幅が広がった。まった乳頭からの異常分泌があった場合は、分泌液細胞診や乳管造影・乳管内視鏡検査が行われる。

これは余談だが、マンモグラフィを使用しての検査では、乳房が小さいと使用が出来ないそうです。これはある機械を両乳房で挟んで使用するからとのこと。

治療についてだが、昔は乳房切除が多かったみたいだが、最近ではなるべく乳房を温存させる方向で動いているそうだ。これは検査法の発達によって、早期発見と浸潤度を図るのが容易になった為だそうだ。乳癌の治療には、

① 手術(乳房切除術と乳房温存術など)
② 放射線療法(温存術後に使用や転移がある場合など)
③ 科学療法(抗ガン剤)
④ 内分泌療法(女性ホルモンを抑制する薬剤)


などがある。
まあ、どちらにしても、この様な病気は早期発見が良いですね。そうすればかなりの割合で助かるのですからね。乳癌を知りたい、自分でのチェック法など、もっと詳しく説明されているHPなどもあるので、是非にご覧になってみては如何でしょうか。因みに私が発見したページはこちらです。
>>>メルクマニュアル 医学百科(家庭版)

このHPには、自分で出来る触診法や、乳癌の統計、生存率、手術についてなど。図が豊富に記載してあるので、非常に解りやすいと思います。是非にご参考にして頂ければと思います。
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by Sparky_ellensburg | 2005-06-26 03:04 | 医療
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