徒然なるままに

hemorrhoids

さて、タイトルにも使用されているhemorrhoids(英語)とは何でしょう?答えは、

痔核

です。痔核とは、直腸・肛門部(肛門管部粘膜下及び皮下)の上・中・下痔静脈叢に生じた静脈瘤様病変である。基本としては、歯状線を境に直腸側(上痔静脈叢)に生じたものを内痔核、そして歯状線より肛門側(下痔静脈叢)に生じたものを外痔核と呼ぶ。そして、その中間に出来るタイプを中間痔核という。

因みに日本人ではどのくらいの割合で「痔持ち」かというと、

2人に1人は痔

とされている。そして、出産をした女性には必発で、ほぼ100%で痔持ちになるそうです。

内痔核:
痛みはなく(内臓神経支配のため)、排便時に出血をする事によって気付く事が多い。上直腸動脈終末枝の分布に好発。出血、脱出、嵌頓するタイプで、Ⅰ期~Ⅳ期にステージが別れる。Ⅰ期は出血のみ、Ⅱ期は排便時に脱出するが自然に還納するもの、Ⅲ期は用手的に還納するもの、Ⅳ期は常時脱出しているもの。しかし、この分類は手術の適応とは直接は関係はありませんが、指標として云うならば、Ⅰ、Ⅱ期は保存的に治療で軽快する事が多いのだが、Ⅲ期以上は原則的に外科治療の適応となる。

内痔核の保存的治療としては、

1)便通の調節、 
2)過度の腹圧を控える、 
3)種々の治療目的に応じた坐薬の使用


などが挙げられる。特に重要になってくるのが、禁酒、禁煙、食事・排便習慣の指導、となる。そして排便週間については気を付けて頂きたい。要トイレ時間は10分以内で、過度の怒責をしない事が望ましい。病態としては、いきみによる直腸粘膜の肛門側への重積の刺激による炎症が起きるためだそうだ。この他にも、妊娠・分娩、長時間立位でも痔核を起こす要因となる。

外痔核:
皮下で出血を起こし、血栓を形成する為に痛みが強く、核肛門部に暗紫色の腫瘤を認め、突発する肛門部痛、触診痛を訴えるもの。下直腸静脈叢の粘膜下破裂に起因する血腫や血栓が本態で、特に強く腫脹を伴う疼痛の強いものは血栓性外痔核とよび、緊急手術になることもある。

内。外痔核は共に早期に発見されれば、保存的治療で治る。しかし、外科的手術が適応となると、以下の様なものがあげられる。

1)輪ゴム結紮法、 2)凍結療法

などがあり、他にも種々の痔核切除法がある。特に血栓性外痔核に対しては、症状の強いものに対しては血栓除去術を行う。

痔、ってちゃんと考えると怖いですね。痛みが強い方は、早めの治療をお勧め致します。

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by Sparky_ellensburg | 2005-06-22 22:47 | 医療
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