徒然なるままに

捻挫

最近の整形外科では、ただの捻挫でも靱帯損傷と云うらしい。確かに後者だと最もらしいし、痛々しく聞こえるから不思議なものだ。決してそう伝えるのは間違いではないのだろうが、患者を思うのなら「捻挫」と伝える方が安心をするのではないだろうか。まあ、逆を云えば、捻挫だからって考えを持って行動すると、治癒するのには長引いてしまうので、これも困った事だが。

捻挫の定義だが、関節部に外力が加わり、非生理的な運動を強制されたときに生じる関節包、靱帯などの関節支持組織の軽度の損傷である。関節支持組織の断裂などの損傷が生じるが、関節面の相互関係は正常に保たれている。関節にストレスを加えると疼痛は増強するが、異常可動性は認めない。一般的に、足関節のように関節運動範囲の少ない関節ほど捻挫を起こしやすい。

次いで捻挫(靱帯損傷)の初期処置だが、これには当然ながら靱帯損傷の程度によっても違うし、各関節に応じた処置が必要となってくる。初期処置として大事なのは、

RICE

である。RICEとは、

Rest(安静)、Icing(冷却)、
Compression(圧迫)、Elevation(挙上)


で、最も重要な処置はRest(安静)となる。初期処置で痛みを和らげ、出血や腫脹を抑え、患部を安静に保つ事で、予後を決定するといっても過言ではない。

後に一定期間の固定をするのだが、この意義としては、損傷組織の治癒と損傷範囲拡大防止の為となる。出来るなら当該関節の使用制限、禁止(免荷)を行うと効果的である。

これが簡単な捻挫の定義と施療方法となってくる。理解出来ました?
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by Sparky_ellensburg | 2005-06-14 23:23 | 医療
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