徒然なるままに

甲状腺機能亢進症

今回のテスト範囲の内容です。

甲状腺においてホルモンの合成と分泌が増加し、そのために甲状腺ホルモン過剰の症状が出現している状態を甲状腺機能亢進症という。

臨床的には、

1) 甲状腺中毒症の諸症状のあること
2) 血中甲状腺ホルモンが増加していること
3) 放射性ヨード甲状腺摂取率が増加して、甲状腺におけるホルモン
合成の増加が裏づけられること


により診断できる。

甲状腺機能亢進症を起こす原因として、わが国ではバセドウ病(Graves病)が圧倒的に多い。この疾患は自己免疫性甲状腺疾患の一つで、TSH(甲状腺刺激ホルモン)受容体に結合してこれを刺激する抗体が産生されるために機能亢進が起こると理解される。抗甲状腺剤で甲状腺ホルモンの合成を抑制することにより、131Iで甲状腺組織を破壊することにより、あるいは外科的に甲状腺亜全摘術を行うことにより治療する。

バセドウ病以外には機能亢進性の腺腫ができて自動的にホルモンを過剰に合成分泌する場合(プランマー病)があるが頻度は少ない。またヨード欠乏地域に急にヨードがゆきわたると、それまでヨード欠乏に適応していた甲状腺が過剰にホルモンを産生して甲状腺機能亢進症が多発することがある(ヨードバセドウ〔病〕)。

また北欧では、甲状腺機能亢進症をきたす病因としてバセドウ病以外に多結節性甲状腺腫が多いとされている。これは腺腫様甲状腺腫に近い病態で甲状腺ホルモンが過剰に産生されるものと考えられる。

このほか、まれな疾患として、下垂体TSH産生腫瘍によるもの、視床下部TRHの産生過剰によるもの、胞状奇胎、絨毛上皮癌で過剰産生されるHCGの甲状腺刺激作用による甲状腺機能亢進症が知られている。

以上、今回の試験範囲の一部でした。

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by Sparky_ellensburg | 2005-06-12 23:40 | 医療
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