徒然なるままに

高等裁判所の判決

今日の夜半、高等裁判所の結果が出た。ニッポン放送のフジテレビジョンに対しての新株予約券発行の発効を差し止めるとし、東京地裁の仮処分命令を支持するものとなった。これに対してニッポン放送は保全抗告を棄却し、新株予約券の発行中止とする事を表明し、一連の法廷闘争はライブドアの前面勝利に終わる。

先週末にライブドアがフジテレビジョンのTOBを行うかもしれない、との噂が立っていた。しかしそんなはずはない。何故ならその様な事を行えば、裁判官の心証を悪くするだけのものになるからだ。それを考えれば高裁の結果待ちをしていたのも納得出来るだろう。それに加えて、業務提携に関する会議も水面かで行われていた様ですし、全てがライブドアが計画した通りに物事は進んでいるのであろう。

ただ一つ思うのは、新株予約券の発行数がもう少し低い数であったのならどうなっていたのだろう?それは疑問である。こんな話をしていたら全てが「たらればの話」になってしまうのだが、ちょっとした興味が湧いてしまうのは、私だけではないだろう。

これからフジサンケイグループとニッポン放送はどの様な戦略を展開していくのだろう。今日の結果を受けて、ニッポン放送側が行った記者会見の中でこんな質問があった。この結果を受けてどの様な責任をとるつもりか、という質問に対して、亀淵社長は、任期ギリギリまで企業価値を高める努力をしていく、とのコメントをしている。しかしこの発言は、ニッポン放送の企業価値を高める、としたものなのだろうか。彼の発言はフジサンケイグループを指しているのでは?との疑問も浮かんでしまう。それは、先々週に話が浮上した参加のポニー・キャニオン等をフジテレビジョンに売却するとした記事があったからである。もし彼の言うことがニッポン放送を指しているのなら良いのだが、もしそうでないのなら此処までフジサンケイグループは腐っているのか!と思ってしまう。これから6月の株主総会までの動きは要注意である。

これから先の展開としては、フジテレビの株を買い付けていくのか、それとも業務提携で話を進めて行くのかは見物である。フジ側としては提携を結ぶ以外の手は無いように思う。逆にライブドア側としても資金繰りの問題もあると思うので、その方が都合が良いのでは?とも思ってしまう。しかし今日の結果から少なくともライブドアが交渉を有利に進めて行くのは間違いないだろう。何故ならフジ株のTOBをするぞ!!って脅す切り札を持っているのですからね。

今回は一つの時代を築く生みの苦しみだったのかもしれませんね。これからの企業の在り方や、今までの古い概念に対しての変革する為の痛みなのかもしれません。今回はフジサンケイグループでしたが、前にはテレビ朝日の事もありましたし、他の企業もうかうかしていると知らぬ間に買収が成立しているかもしれません。そんな時代なんですよ!って警鐘を鳴らしているのが今回の買収劇だと思います。

そうそう、今回のニッポン放送が唯一正しいかもって思ったのは、ライブドアが経営に参加して面白い番組が作れるのか!?と発言していたのは意味が深いですよね。確かにその理由を挙げてと言われると特には無いのですが、無理だろうなぁ…と思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)。まあ、私としては経済や世の中でそれは変だろう!って思ったので色々とライブドアを応援する発言はしてきましたが、別にライブドアもフジテレビも好きではありません(爆)。だからどっちに転んでも良いのですけどね。

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by Sparky_ellensburg | 2005-03-23 23:41 | 時事関連
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